2016年5月26日木曜日

ブランド畳表

国産の畳表は現在約80%以上が熊本県で生産されております。
JAやつしろ・生産者団体・農家さん個人のブランドなどが有ります。


本日はJAやつしろブランド「ひのさくら」を使い表替えしました
ひのさくらは高級ブランドのランクですがこの上は最高級クラス「ひのさらさ」と言う物が有ります。




同じ熊本県産の畳表が2種類並べた写真ですが違いが分かりますか?
左側の「ひのはるか」と右側の「ひのさくら」です。
明らかに下側のヒゲみたいな長さが全然違いますね
これは使用しているい草の材料が違います
高級な畳表は長く育ったイ草を使います。
「ひのかるか」のヒゲを良く見てもらうと赤い草がチラホラ見えます
これが多いと使って退色してくると畳に赤やこげ茶などのい草が目立ってきます



退色の違いです右側の畳はこげ茶などが目立ちますが左側の畳は目立ちません。

畳が新しい時は青くて綺麗に成ったと見えますが畳は使い始めて退色し始めて
違いが出てきます。

JAブランドだけではなく他のブランドも大変に良い畳表もたくさんあります。

JAやつしろ 熊本県い業生産販売振興協会 http://www.kumamoto-tatami.com/


2016年5月19日木曜日

畳の縫い糸

畳を手で縫う時の糸には家庭で使うサラダ油が付け込まれています!


手で油をすり込む作業です、普段は手に油をベッタリ付けたくありませんが
この作業の時はしっかり手に油を取り糸にすり込んでいきます。(なぜか薄ら笑みです・・・?)
糸に油を付ける事で畳を縫う時すべりが良くなり針も通し易くなります
一本の糸は長さが150㎝なので短くなると繋ぎ合わせて使います。



いつも糸筒と言う物に入れて使います針なども刺して有って畳職人の便利な道具に一つです。


ちなみに畳機械の糸はこんな感じです

長さが6,000メートの一本の糸でゴツイです。
昔は畳糸は麻などの素材でしたが現在は合成繊維などの原料で出来ていて
大変丈夫に出来てます。

2016年5月12日木曜日

畳の退色

新しいい畳は青いですが月日が経過すると白ぽくなり退色していきます
畳がやけていくとか言います。


表替えして一年経過した物です、左右の違いが有るのですが分かります?
左の畳は全体的に白く退色してますが右の畳は茶色や赤色などが混じった退色です


少し離れた写真です違いが判ると思います
(実物はもっと分かり易いのですが写真の撮るのが下手でスミマセン)
両方とも熊本県産ですが何が違うのかと言いますと材料のグレードが違います
左側の綺麗に退色してる方はイ草の長い材料で高級品を使いました
右側は普及品クラスを使いました。
始めは両方とも青くて綺麗に見えましたが退色していくとグレードの差が出てきます。
(ちなみにこの畳はお客様のではなく自宅の畳でテスト中です 笑)


産地問屋の肥後物産さんからお借りした画像です(分かり易いですね~)

肥後物産さんの畳表の選び方が分かり易いのでリンクです
http://www.higobussan.co.jp/check/   肥後物産株式会社 熊本県八代市

画像だけでは分かりにくいですので
実物を、見て・触って・感じていただきたいのでお気軽に聞いて下さい。